ファンが集う古本屋「百年」と「一日」。オーナーに訊く、この街での今までとこれから

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さまざまなイベントなどをおこない、多くのファンを持つ新刊・古本を扱うセレクトブックショップ「百年」。オーナーの樽本樹廣(たるもとみきひろ)さんに吉祥寺の街を選んだ理由や今後のこと、そしておすすめの本を教えてもらいました。2017年8月にオープンした「一日」にもお邪魔してきましたよ。

 

そのセレクトにファン多し。昭和通りにある古本屋「百年」

百年は、吉祥寺駅北口を左に行き交差点を右折、東急百貨店の角を左に曲がると、昭和通り沿いにその姿を現します。

 

ビルの2階に、百年はあります。

入口からおしゃれな雰囲気ですね。

窓から日差しが差し込む店内には、分け隔てなく多くの方に楽しんでもらいたい、というオーナーの想いからさまざまな種類の本が並びます。

本がたくさん集まる場所として、立地もよく雰囲気も良好の百年。どうして吉祥寺のこの場所を選んだのでしょうか。

樽本オーナーがこの場所を選んだ理由

以前から古本屋としてウェブサイトでの通販を行っていた樽本樹廣オーナー。「ネット通販ではなく実際にお客さんと接するお店をひらきたい」という想いから、吉祥寺も視野にいれて物件を探してはいましたが、なかなかいい物件がみつからなかったそうです。

そんな時、よく遊びに来ていたこの街で、ふと見上げた「空き物件」の文字。それが、この空間との出逢いでした。

「吉祥寺じゃないとダメ」という気持ちで選んでいたわけではありません。でも以前からよく訪れていたため、どういう街かは知っていました。

「結果的に、よかったですね」
オーナーのセンスとこの街の相性が合ったのでしょう。今ではさまざまなカルチャーを発信する本屋として多くのファンを得ています。

 

でも吉祥寺の街も、2006年のオープン当初とは変わりました。大きい資本の店が流入し、個人商店が次々とその姿を消しています。

――今後の、展開は?
「現状維持ですね。吉祥寺では現状維持は難しい」
おもしろい店だと思われ続けることを、これまで通りにやっていくこと。それは簡単に思えて、実はとても難しいことです。そういう意味での、現状維持。決して、お店の拡大云々の話ではないのです。
「今まで通り、誠実に仕事する」というカタチで、オーナーはそれを示していきます。

雨の日に読みたい、おすすめ本

鬱陶しい雨も乗り切れる、おすすめの本を教えてもらいました。
●新本 
堀部篤史著「街を変える小さな店」(京阪神エルマガジン社)
恵文社一乗寺店店長である筆者が、喫茶店や居酒屋、映画館のような「嗜好品」を扱う個人商店のあり方を探っていく本。

●ZINE
虚報タイムス編集部編「虚報タイムス」(ミュンヒハウゼン社」
名称の通り、嘘しか載らない新聞です。くすっと笑ってしまうものばかりなので、気軽に楽しめ中毒性ありです。

一日ってどんなところ?

百年のオーナーが2017年8月にオープンさせた本屋「一日」。新刊・古本をあつかっているだけではなく、イベントなども積極的におこなっています。本日は「DROOM(オランダ語で「夢」)」と本屋「一日」のコラボフェアが開催されていました。


彫刻家として活躍する近藤南さんが立ち上げたブランド「DROOM」と本のコラボ……本の可能性は今後も広がっていきそうです。

ふと耳元でこんな愛らしいモノが見え隠れしたら、目を奪われてしまいそうです。

楽しいことを発信して、街や人をもっと元気にしていく。そんなパワーを感じる、すてきな本屋さんでした。

 

 

【店舗情報】

百年(ひゃくねん)

住所/180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F
電話番号/0422-27-6885
営業時間/月曜日~日曜日 12:00~21:30
定休日/火曜日
公式サイト/http://www.100hyakunen.com/

一日(いちにち)

住所/〒182-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-3石上ビル1F
電話番号/0422-27-5990
営業時間/月曜日~日曜日 12:00~20:30
定休日/火曜日